大学生が知っておきたい「疲労」の正体|回復の科学

大学生活の科学

「最近ずっと疲れている気がする」
「しっかり休んだはずなのに、回復していない」

大学生になると、
こうした感覚を抱く場面が増えます。
授業や課題、アルバイト、人間関係など、
生活の中に疲れの原因はたくさんあります。

疲れている状態を、
努力不足や根性の問題だと考えてしまう人もいます。
しかし、疲労は気持ちの問題ではなく、
体と脳に起きている状態として捉えることができます。

この記事では、
大学生が知っておきたい「疲労とは何か」を整理し、
回復が起こりにくくなる理由
回復を考えるための基本的な視点を紹介します。

疲労は「気合」で説明できるものではない

疲労は主観だけでは決まらない

疲労というと、
「しんどい」「だるい」といった
感覚的なものを想像しがちです。

しかし、疲労には、

  • 体の疲れ
  • 脳の疲れ
  • 判断や注意の遅れ

といった複数の側面があります。

気持ちの問題に見えても、
実際には処理量の増加や回復不足
影響していることがあります。

頑張っているほど気づきにくい

大学生は、
自分の限界を把握しにくい時期でもあります。

  • 多少無理がきく
  • まだ若い
  • 周りも頑張っている

こうした理由から、
疲れていてもそのまま動き続けてしまい、
疲労が蓄積しやすくなります。

大学生が疲れやすくなる理由

考えることが多すぎる

大学生活では、
授業以外にも多くの判断が求められます。

  • 課題の進め方
  • 予定の調整
  • 人とのやり取り

これらはすべて、
脳にとってはエネルギーを使う作業です。

体を動かしていなくても、
考える量が多いだけで肥料は蓄積します。

刺激が多い環境にある

スマホやSNS、動画など、
大学生の生活には刺激があふれています。

刺激が多い状態では、
脳は常に情報を処理し続ける必要があります。

その結果、
休んでいるつもりでも
回復が進みにくくなることがあります。

回復とは「何もしないこと」ではない

休憩と回復は別である

時間を空けることと、
回復が起こることは同じではありません。

回復には、

  • 刺激が少ない
  • 判断が少ない
  • 情報処理が少ない

といった条件が関連すると考えられます。

刺激の多い休み方では、
回復が起こりにくくなります。

回復には切り替えが必要

疲労状態から回復状態へは、
自然に切り替わるわけではありません。

  • 生活リズム
  • 刺激の量
  • 行動の負荷

これらが変わらないままだと、
回復のスイッチが入りにくくなります。

回復がうまくいかないと何が起きるか

集中力が下がる

回復が不十分な状態では、
集中力を維持するのが難しくなります。

これらは意志の問題ではなく、
使えるエネルギーが少ない状態
と考えることができます。

やる気や判断力にも影響する

疲労が蓄積すると、

  • やる気が出ない
  • 決断が重くなる
  • 先延ばししやすくなる

といった変化が起こりやすくなります。

疲れは、
行動全体に影響を及ぼします。

回復の科学から考える大学生活

疲れは管理する対象である

疲れは、
我慢するものではなく、
管理する対象として捉える方が現実的です。

  • 疲れがたまる条件
  • 回復しやすい条件

を理解することで、
生活を調整しやすくなります。

回復を前提に生活を設計する

毎日全力で動く前提では、
回復が追いつきません。

回復を生活の中に
あらかじめ組み込む
という考え方が重要になります。

まとめ

  • 疲労は気合や根性の問題ではない
  • 大学生は考える量と刺激が多く、疲れやすい環境にある
  • 回復は「何もしない時間」とは限らない
  • 刺激や判断を減らすことが回復につながる
  • 疲れは管理し、設計する対象

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