大学生になると、
「最初はやる気があったのに、いつの間にか勉強しなくなっている」
「毎日やろうと思っても、数日で崩れてしまう」
と感じることがあります。
勉強が続かない原因を、
意志が弱いから、計画性がないからだと
考えてしまう人も少なくありません。
しかし、習慣に関する研究や行動科学の考え方では、
続かない原因は個人の性格よりも、環境や仕組みにある
ととらえられています。
この記事では、
大学生が勉強を習慣にできない理由を、
環境と習慣の関係から整理し、
無理なく続けやすくするための考え方を紹介します。
習慣は意志ではなく環境で決まる
やる気は毎日安定しない
「やる気があるときに勉強する」という方法は、
一見すると自然に思えるかもしれません。
しかし、やる気やモチベーションは、
その日の体調や気分、出来事によって大きく変わります。
そのため、
やる気に頼った勉強は不安定になりやすく、
習慣として定着しにくいと考えられます。
習慣とは「考えなくていい状態」である
習慣とは、
「今日やるかどうか」を考えなくても
自然に行動できる状態を指します。
歯を磨くことや身支度のように、
判断や決断をほとんど必要としない行動は、
習慣として続きやすい特徴があります。
勉強が習慣にならないのは、
毎回判断が必要な行動になっていることが
一因かもしれません。
勉強の習慣が崩れやすい理由
始める条件が毎回違う
勉強を始める条件が、
- 時間が空いたら
- やる気が出たら
- 気分が乗ったら
と毎回変わっていると、
行動が安定しません。
始める条件が曖昧なほど、
「今日はいいか」と先延ばししやすくなり、
習慣として定着しにくくなります。
勉強が生活の中で浮いている
大学生活では、
授業・課題・バイト・遊びなどが入り混じり、
勉強の時間が生活の中で浮いてしまうことがあります。
生活の流れと切り離された勉強は、
その都度エネルギーを使って始める必要があり、
続ける負担が大きくなりやすいと考えられます。
習慣ができやすい環境の考え方
時間と場所を固定する
勉強を習慣にするためには、
内容よりもいつ・どこでやるかを先に決めることが重要です。
- 毎日同じ時間帯
- 毎回同じ場所
を決めておくだけで、
判断の回数が減り、
行動に入りやすくなります。
量を決めず、頻度を決める
習慣づくりの初期段階では、
「どれだけやるか」よりも
「どれくらいの頻度でやるか」を重視する方が
続きやすいとされています。
- 5分でもいい
- 1問だけでもいい
という前提で続けることで、
勉強が生活の一部として組み込まれやすくなります。
大学生活にどう活かせるか
大学生は自由な時間が多い反面、
生活が不規則になりやすい立場でもあります。
その中で勉強を続けるためには、
- 毎日完璧を目指さない
- 調子が悪い日も続く前提で考える
- 環境と仕組みを先に整える
といった視点が役に立ちます。
勉強が続かないと感じた時には、
自分を責めるのではなく、
習慣が続きやすい環境になっているか
を見直すことが現実的です。
まとめ
- 勉強の習慣ができないのは意志の問題ではない
- 習慣はやる気よりも環境に左右される
- 始める条件が曖昧だと続きにくくなる
- 時間と場所を固定することが有効
- 大学生活では環境から整えることが重要


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